2011年1月28日金曜日

玉泡出来てます~!

年明け以降、吟醸・純米吟醸の仕込みが始まり、
蔵内も一層活気づいてきました。
あっちでシャワシャワ、こっちでちりちり、
泡のはじける賑やかな音が聞こえています。

夕方、雄町のタンクを覗くとこんな大きな泡が出来ていました。
こういう泡を玉泡(たまあわ)と呼びます。



モロミの泡は、
筋泡→水泡→岩泡→高泡→落泡→大玉泡→中玉泡→小玉泡→地
と変化していきますが、
大きな泡が出来るのは、タンクの中で醗酵が順調にすすんでいるということなので、
造り手としてはホッとひと安心です。

「すご~い!大きい~~!嬉しい~~!!」 
ってことで、パチリ。(笑)

順調に進んでいると、足取りも軽っ♪













モロミの経過は、
アルコール度数や日本酒度といった数値で日々管理していますが、
泡の状態やモロミの味・香りも、大切なチェック要素です。

2011年1月23日日曜日

ジャック・オ・ランタン??

しんと静まり返った夜の蔵内で、ほっこりと暖かな光を見つけました。



近づくとこんな感じ。
仕込み水の温度を保つ秘密兵器です。


今年の冬は本当に寒くて、
「あー、さむさむ!!寒いね~~。」
と言いながらご来店下さったお客さまに、
「でも、酒造りは寒ければ寒いほどいいんでしょ?」
と言われることがあります。

・・・が、ひとくちに「酒造り」といっても工程は様々。
寒仕込みという言葉があるように、
仕込みの際に冷えるのはいいのですが、
タンクの中でモロミの醗酵を促したい時なんかには、
「もうちょっと気温が上がってくれればいいのになぁ・・・」
と思うことがあります。

この冬、伊賀地方もやはり寒さが厳しいので、
温度管理にはあれこれ工夫をしている蔵元なのでした。

結構明るいので、
ランタンとしてキャンプ場でも重宝しそうですね♪(嘘)

2011年1月16日日曜日

寒い~~!!

年末からこっち、これでもか! ってばかりの寒さが続きます。

北国の皆さまには笑われてしまいそうですが、
寒さ対策に慣れていないので、路面や水道管が凍てつくともうお手上げ。

とはいうものの、今年は元旦早々から大雪で、
見渡す限り真っ白な雪景色は、感動モノでした。

<2011元旦 蔵周辺>

こんな大雪の中、
年賀状を届けて下さった郵便配達の皆さまに、心から感謝いたします。

さて、蔵内では元旦もお酒造りは休めません。
通いの蔵人さんはさすがにお正月休みなので、ここは家族の出番。
早い話が子どもの出番ですね。(笑)
今年もしっかり手伝ってくれました。

下の写真はお父さんの指導のもと、
蒸米をほぐして適温まで冷ましているところ。
髪の毛が落ちないように、帽子は必需品です。











下は洗米作業。(浸漬)













年が明け、これから吟醸→大吟醸と、気合の入った仕込みが続きます。

酒造りは毎年が1年生と言いますが、
今年も皆さまに美味しいお酒をご賞味いただけるよう、励んでまいります。

2011年1月1日土曜日

おめでとうございます

新年あけまして
 おめでとうございます

 佳き新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

旧年中は格別のお引き立てをいただきまして、誠にありがとうございました。









ご賞味下さった皆さまからの、
「美味しかったよ」
「新酒、楽しみに待ってたよ」
という温かいお言葉の数々、本当に嬉しく頂戴させていただきました。


新酒の発売以降、怒涛の年末を過ごしておりましたが、
そのお言葉を励みに、無事のり越えることが出来ました。


この冬も、蔵元一同、真面目に誠実に酒造りに取り組んでまいります。
本年もどうぞ相変りませぬご愛飲を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。