丁寧に洗った酒米を、
直径約170㎝の甑(こしき)で蒸しあげるのが、早朝の主な作業です。
屋根に開けた通気口から蒸気が外へ出ていく構造なので、
早朝の蔵を外から眺めると、
屋根から蒸気が上がるのが見えます。
炊き立てのご飯のような、
美味しい匂いのオマケつき。(笑)
蒸し上がった酒米は、
用途に合わせて、麹室へ、仕込みタンクへ。
蔵人皆で、手早く作業を進めます。
それぞれが、自分の仕事を確実に進めていく姿には、
酒造りに携わるプロとしての誇りと自信を感じます。
「今日も早うからやってたなあ。毎日見てるんやでー。」
と、ご近所さまに声を掛けていただいたりすると、
なんだか嬉しくなって、元気が出ます。
皆さまに見守られて、
今日もタンクの中で、モロミが少しずつお酒へと成長しています。
ところで・・・、
もうもうと蒸気をまとったタンクの姿から、
ターミネーター思い出してしまうのは
・・・やっぱり私だけでしょうか。